カンボジアスタディーツアー

今年度、最も熱かったネタ。(2020.01.30現在)

 

2019年の夏、普段関わらせていただいている塾に通っている高校生たちを連れて、カンボジアへスタディーツアーに行ってまいりました。

カンボジアのキリロムという土地に、日本人が設立した一ベンチャー企業によってネイチャーシティが建設されている場所があり、そこにはキリロム工科大学という大学も併設されていて、クメール人・日本人・その他いろいろな国から来た人がともに暮らしています。というわけで今回は、初日・二日目は首都のプノンペン、その後3日間、そのキリロムに滞在するスケジュールを組み、カンボジアの人・歴史・文化・自然に触れながら、現地の学生ともワークショップをするといった学びの5日間を過ごしました。

別にもアップしている通り、MWCの方で事前研修を用意。事後の報告会とも合わせて、単なる旅行になってしまわぬように工夫しました。

 

・東南アジア最大の総合マーケット

・ポルポト政権下で虐殺が行われていた場所の跡地につくられた虐殺博物館

まずこれらはプノンペンでの学び。他にもアジアの活気に触れて色々な学びがありましたが、特にこの二つは衝撃的すぎてとても印象的だったように思います。

キリロムについてからは、現地の授業を視察、学生(キリロムに留学している日本人学生が時間を取ってくれました)と模擬国際サミットワークショップ。英語で交渉ゲームをやる、というものでしたが、いざガッツリオールイングリッシュになってみると、相当難しかった様子。事前に英語を鍛えて、話すことも準備しておけと色々な方面から言われていましたが、実際に体験してみてわかることもたくさんあったのかなと思います。

翌日は、近隣の小学校でアクティビティ、、のはずが、ちょうど1週間前にハプニングがあり、我々が行った当日は休講日でした。しかしそれでも学校に遊びに来ている子供たちはいるので、その子たちとの時間を楽しみつつ、非常に熱い想いをもってその学校を一人で支えていらっしゃるvan day先生のお話に心を打たれてまいりました。

また同日、クメール・ルージュの生き残りの方のお話もお聞きし、二日目にプノンペンで虐殺博物館に行ってきましたが、実際に体験されている方のお話は非常にリアルで、こちらもとても衝撃的だったのではないかと思います。

最終日は、英語でこれまでの学びやこれからの決意を叫ぶというワークを企画していましたが、先方のご好意でなんと、森の中の大きなステージを貸し切って使わせていただけることになりました。(本当に、ありがとうございました)

初海外の子もいる中で、中々に刺激的な5日間でしたが、事後研修を踏まえても、日本に戻ってきてしまえばまた日常が待っています。けれどもこのツアーに参加する前よりもほんの少しだけでも、その日常の過ごし方がレベルアップしていてくれたらと、この経験で得たことが少しでも彼らの中に残って、将来の糧になってくれればと願うばかりです。

 

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