【教科書探究】第9回「太平洋戦争」

こんにちは!
SSS主任コーチ&MWCファシリの木原です!

ステップアップスタディサロンでは、今年の春先よりステップアップゼミナールというコンテンツをスタートしました!その中の「中学生教科書探究」という本ワークショップは、今回で第9回となります✨ ゼミナールについてはずっとご紹介したいと思っていたのですが中々手が回らず…ようやっと記事にすることができました(*´ω`) 第1回~第8回についてはどこかで紹介の記事を書いていこうと思います^^

※これまでのテーマは、この記事の最後に一通り載せますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。

当たり前の価値観を疑ってみる

第9回は、8月中旬の実施ということもあり、太平洋戦争をテーマに扱いました。以下は、今回の探究を作るに至った私の考えや想いです。
※賛否両論あるかとは思いますが、一個人の意見として読んでいただければ幸いですm(_ _)m

「戦後○○年」という価値観

「戦後○○年」という表現、よく耳にしますよね。今年はそう、、76年になります。

しかし、疑問に思うことがあるのです。

現代社会に大きな出来事を与えた、歴史上の重要な出来事は沢山あります。(多くの人が亡くなった出来事も…)
太平洋戦争以前にも、日清・日露・第一次大戦…と日本は多くの戦争を行ってきましたし、明治維新が近代日本の幕開けとなったのも間違いないでしょう。もっと遡れば、家康が幕府を開いて以降の江戸時代も、日本社会や文化の在り方を語る上では欠かせません。他にも数え上げればキリがない訳ですが、、

なぜ我々は「戦後○○年」という価値観を持ち続けるのでしょう?
また我々はいつまで「戦後〇〇年」という価値観を持ち続けるのでしょうか?

 

日本は悪かったのか?間違えていたのか?

太平洋戦争といえば…?

1941年、日本軍が真珠湾に攻撃を仕掛けたことをきっかけに開戦。序盤こそ日本軍が太平洋地域で快進撃を見せるも、終盤は猛反撃に遭い、ついに沖縄本島も陥落。その後日本が中々降伏しないため、連合国(アメリカ)側は広島と長崎に原爆を投下。ようやく日本はポツダム宣言を受託し降伏したのだった…。

そんな感じの歴史を、私もこれまで習ってきたような気がします。

二度とあのような悲惨な戦争を繰り返してはならないし、核兵器を使わせてもいけません。(特に我々日本人は、人類史上唯一核兵器を使われた国として、この出来事は絶対に忘れてはならないと思います。)毎年8月には、広島・長崎の原爆と15日の終戦記念日、主にこの3つのAnniversaryをきっかけに、毎年この戦争のことを思い出します。

しかし同時に、思うのです。

  • そもそもなぜ日本は、中国との戦争も泥沼化している中で、真珠湾に攻撃を仕掛けたのか?
    本当にアメリカと戦争したかったのか?
  • 原爆を落とされたのは、我々が降伏しなかったから?
  • 敵をたくさん殺した日本の軍部メンバーは戦犯だけど、原爆落としてきた相手方は…?(勝てば官軍とはいうけれど…)

 

よくよく勉強してみると、教科書に詳しく載っていないこと、あまり学校では教わらないような話を色々と知ることができます。

  • 日本はアメリカとの直接対決を避けるべく、ギリギリまで決死の交渉を行っていた
  • しかしアメリカからは非常に厳しい条件を突きつけられていた
  • 追い込まれた日本が行った真珠湾攻撃は、日本軍の暗号を既に解読されていた
  • 開発した核兵器を「使ってみる」ことが先に決まっていた
  • 戦後の裁判は非常に不公平なものだった
  • 日本が行った戦争が、その後アジア諸国が独立していくきっかけになったとも考えられる

 

人が殺し合うことが正当化されるべきではありません。ただ、この先二度と同じ悲劇を繰り返さないために、また日本という国がしっかり自立し国際社会の中でなすべき仕事を果たしていくために、76年前の戦争に対して我々がすべきことは「悲観」や「反省」だけなのでしょうか?

事実を知り、考えるきっかけを

日本がアメリカと戦ったことが100%正しかったかどうかは分かりません。また戦後にGHQが日本に対して行ったことについても、向こうには向こうの論理があるのだと思います。しかしもし、「日本が間違っていた」「日本が愚かだった」と、ただ断じるようなことがあれば、それはもう少し慎重に事実を調べ、考えていく余地があるのではないかとも思うのです。探究を作る際には自分の意見・考えが100%正しいという考えになってしまわぬよう気を付けなければなりませんが、参加した中学生が様々な資料に触れて考えることで「そういう視点もあるのか」と気づきを得、自分でさらに考えていくきっかけになればと思っています。戦争の歴史は必ず学校でも習いますし、今の時期は様々な特集も組まれるでしょうから、今までよりも少し興味を持ってもらえれば何よりです。

学校の勉強を10倍楽しく

教科書探究の狙いは

教科書内容に対して広く深く探究することで、ただテストに向けて暗記するだけでは得にくい学びを得て、学校の勉強が10倍楽しくなる

といったところにあります。今回は時期的にシリアスな内容となりましたが、他にも様々なテーマを扱っていきますので、引き続き参加してくれる人にとって良い学びの場となればと思います。今回(第9回)の記事がゼミナールについての初の記事となりましたが、過去のテーマを一通り以下に記載してみますので、是非ご覧ください!

 

ではでは!

過去テーマ一覧

第1回「あの武将はなぜ強かった??」

記念すべき第1回は歴史探究!

信長はなぜあれほど強かったのか?

というテーマで、皆で多角的に考えていきました。

第2回「身の回りの物質を調べてみよう」

第2回は化学探究!

中学2年生ではじめて習う「原子」「分子」および「元素」を題材に、

身の回りにはどんな物質があるのか??

徹底リサーチしていきました。

第3回「昨日の夕飯はどこからきた?」

第3回は地理探究!

普段食べている料理の材料はどこで作られたのか?

昨晩の料理の食材が生産されている(食材ごとの、生産量の多い)都道府県についてリサーチしていきました。

第4回「元気と健康」

第4回は医学・栄養学を意識した探究!

主にインプットセッションでは「脳腸相関」の話に触れつつ、それを踏まえてどんなものを食べて、どんな生活習慣にすれば健康で元気になれるのか、探究していきました。

第5回「水問題」

第5回は地理探究!

サウジアラビアはなぜ地下水を温存するのか?
何故東南アジア諸国は中国に逆らえないのか??

「水資源」は国家間のパワーバランスに大きな影響を及ぼします。「日本は水が豊富だし…」と思うかもしれませんが、果たして…?

地理・地政学の観点から、我々の命綱である「水資源」についてリサーチしながら考えていきました。

第6回「西洋医学と東洋医学」

第6回は医学の探究!

教科書内容は関係ないのですが、いつも参加してくれている中学生の会員さんが将来医者になりたいということで、彼のための特別回を実施しました!

人を元気にする、治療するとはどういうことなのか?

東洋と西洋の医学の対比を見ながら、深掘りしていきました。

第7回「気象観測」

第7回は理科探究!

何度か発展的な内容が続いていましたが、ここで久々にガッツリ学校の教科書に載っている内容です。中学2年の理科では「天気」について学びます。日々ネットやテレビで天気予報も配信されていますが、

天気予報って誰が、どうやって予報しているのか??

ここでは、気象庁のサイトを中心にリサーチしながら、天気予報の仕組みについて探究していきました。

第8回「近代化と国づくり」

第8回は久々の歴史探究!

近代化・富国強兵といえば「明治維新」が有名ですが、実は1000年以上前にも我々の祖先は海外に対抗すべく急速な国造り・近代化を行っていました。当時の人の気持ちになってみると、歴史が数倍面白くなる!また当時の日本人は、現代の我々が見習うべき気概を持っていたのかもしれません。

とういうことで、

日本史上初の対外戦(しかも敗戦)である白村江の戦いが当時の日本にどんな影響を与えたのか??

リサーチしながら探究していきました。