【進路探究】高校卒業後の自分をイメージする

こんにちは。木原です。

9月23日(金)に、進路探究9月号を実施しました。夏が終わり、受験内申を決める最後のテストが迫るタイミング。日々テスト勉強・受験勉強に励む中で、今月は高校進学よりも少し先を見るテーマとなります。

進路探究とは?

進路探究は中3受験生が対象。受験に向けて、毎月その時期ごとに考えたり準備すべきことを、自ら考え主体的に実践していけるようになるためのワークショップです。例えば夏前~夏にかけて行く「高校見学」。面談で「行ってください」とお話するだけでは、「言われたからとりあえず行ってくる」というケースや、「結局夏が終わったのにどこへも行っていない」というケースが毎年見受けられるのが実際のところです。ですが高校受験は、中3生にとって人生初ともいえる重大な決断。自分の進学先は、自分でよく考え納得したうえで決めるべきであり、そのための第一歩となる高校見学は決して軽視できるイベントではありません。そこで5月の進路探究では、「学校見学の予定を立て、何を見てくるのか考えよう」というテーマで、各自考え発表してもらいます。また単に受験の準備をするだけでなく、1年間かけて自分の進学先とそこへ行きたい理由など、先のビジョンについて自分の言葉で表現できるようになることも進路探究の大事な狙いです。そのためにまずは

3月に「高校に入った方が良いのか?真剣に考えてみよう」、4月に「自分に合った高校とは?」という根本的なテーマについて考えることから初めていき、受験直前の1月には「高校生になったら、将来のためにこれだけはやっておきたいこと」を考えて発表してもらいます。

毎月の実施テーマ及び、本探究の詳細はこちらを参照。

今回のテーマについて

9月は夏が終わり、志望校も大方定まり、ここから先は受験内申を確定させるテストに向けてひたすら勉強する時期となります。最後まで頑張り抜くための重要な動機の1つが「先のビジョン」です。高校受験はゴールではありません。将来やりたいこと、なりたい自分、実現したい目標があるからこそ、まずはそのスタート地点たる高校受験にも意味を見出せるようになるでしょう。そこで今回は先月までとは一転、志望校に進学した先のことについて具体的に考え、言葉にしてみます。

大学卒業後の進路

2021年度の高校進学率は98.9%。ほぼ全員が高校へ進学していると言っても良いでしょう。では大学への進学率はどれくらいでしょうか?

大学への進学率は全体で約6割。半数以上の人が大学へ進学するも、それ以外の選択肢もあるようです。高校進学の際は「みんな進学するから」という動機も少なからずあるでしょう。しかしその先はそうはいかなさそう。つまり将来どうなりたいか、何をしたいか、というビジョンが欠かせないということです。

やりたいことが分からない就活生

とある調査によると、就活をしている大学生の3~4割が、自分のやりたいことが分からないそうです。理由は様々でしょう。ここからわかるのは、将来のことについて「いつか」「そのうち」と考えることを先送りにし、漠然と過ごしていてもやりたいことは見つからないかもしれないということです。

参加者の発表

参加してくれた中3受験生の発表内容(抜粋)です。自分なりに考え、意見を出してくれました。

高校卒業後は大学か専門学校で勉強している。

⇒保育士の資格を取るため?

就職はしないと思う。

社会勉強のため、アルバイトはしているかも。

【感想】

将来のことをイメージすることが大切。

また自分で考えて決断することも大切。

そのために、周りに流されないよう自分の意見を持たないといけない。

大学進学の理由で「みんなが行くから」というのが高校進学よりも少なくなっているのが意外だった。

「自分で考えて決断することが大切」

「そのために自分の意見を持たなければ」

と気づいてアウトプットしてくれたのが、一つ価値あることだと感じました。大学に行くか否か、はまだまだ先の話ではありますが、今回参加してくれた受験生は将来やりたいことを持っているため、先の進路をイメージすることはより重要かなと思います。一方で、今後様々なことを知り、経験し、自分の世界が広がっていく中で、新たにやりたいことが見つかる場合もあるでしょう。それはそれで全然OK。大事なことは、それが自分の軸と考えに基づくものであることかなと思います。今回のワークで気づいたり考えたりしたことを頭の片隅に入れておき、自分の将来像について継続的に考えていくきっかけにしてもらえたらと思います。

次回、10月のテーマはこちら↓

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