第42回 探究「イノベーション」

第42回 探究型学習コース実施!

【アイスブレイク】
今回のテーマ「イノベーション」にちなんで、
自己紹介with「あなたの思う身近なイノベーション」を実施!

イノベーションについて始めに皆さんが何についてイメージを持っているか、ということで発表していただきました!
「電気」といった、身近で欠かせないものから、「平城」といった、なるほどと思わされるものまで、様々なアイデアが出てきました。

と、いうわけで本編!

【探究】
今回のテーマは「イノベーション」ということで、

・イノベーションが起きない(起きにくい)国・分野はどういったものか。また、そうした国・分野はどうなっていくか。

という問いかけについて皆で探究していきました。

〜インプット〜

イノベーション=技術革新、、は実は誤訳。
正しくは「経済活動の中でk生産手段や資源、労働力など、それまでとは異なるやり方で新結合すること」byヨーゼフ・シュンペーター
・Production innovation
・Process innovation
・Market innovation
・Supply chain innovation
・Organization innovation


企業が一生懸命顧客の求めるものを追い求め続けると、あるとき顧客の求める水準を上回ることがある。by クレイトン・クリステンセン

→彼は、イノベーションを四つのタイプに分類した。
(連続的 or 非連続的)×(持続的 or 破滅的)

☆必要なことは、顧客がやろうとしている用事(Job)を知ることだ。


ピーター・ドラッガーの7つのイノベーションを起こす機会
・予期せぬ成功と失敗を利用する
・ギャップを探す
・ニーズを見つける
・産業構造の変化を知る
・人口構造の変化に着目する
・認識の変化をとらえる
・新しい知識を活用する


世界の企業の時価総額ランキングの変化(平成の30年間)
→かつてトップを独占していた日本の企業たちは、姿を消した


ここに20年間の平均賃金上昇率→日本は停滞気味


ハーバードビジネス・スクールの教授曰く、
イノベーションを創出するためには
・発見力に優れた人
・実行力に優れた人
・その両方をバランスよく持った人
が必要。


また文科省曰く、
・課題を解決するために、異なる技術、人材をうまく組み合わせて新たな価値を生み出せる人材
・将来像を描き、そこから現状の課題を深掘りできるような人材
・技術等のシーズをビジネス価値に変換できるような人材

〜議論〜
今回も、様々な議論が生まれました!

〇日本みたいな国は「実行」しない
〇意見が通らない、言えない(階級社会)
〇イノベーションの成功体験が少ない

〇変化ない・進化がないような分野→日用品、交通
発想を生かせないシステム・構造がある

○日本でも、イノベーションは起きている、、のではなかろうか
→ただしそれは、いわゆる連続的であり、規模も小さいので、所謂巷で言われるようなイノベーションとは見なされていない。
→日本人には日本人が得意なイノベーションがある…?

〇イノベーションは変えるような土壌があると進みやすい
→その核は、多様性とそこから生まれる不満ではなかろうか。

〇イノベーションはそれが起こって困る人がたくさんいる世界では起こりにくい
→それは「その中に居続けられるなら」平和な世界と言えるのでは?
(江戸時代は平和だった、でも鎖国は守れなかったわけではあるが、、)

○イノベーションではないものを愛するのもよい、しかし、それを選ぶものは(イノベーションの対義語である)メンテナンス(生き残る努力)をしなければならない(そしてそれはかなり大変)

…etc

今回は「イノベーション」というテーマをチョイスしてみました!
今回のような問いかけについて考えることは

・今の日本に足りないものとは何か
・また日本の展望はどうなっているか

ということを考えることにつながると考えています。
巷でよく言われているワードだからこそ、一度こうして、じっくり考えたり話し合ったりする時間は有意義だと思いますし、参加してくださった方々には今後さらに興味を持って調べたり学んだり、世の中の動きにアンテナを張るきっかけとなれば幸いです!

参加してくださった皆様、ありがとうございました。
また、やりましょう!

次回は 11/28(木)「マインドセット」をテーマに皆で探究していきます!

次回もまた、面白くて学びに

42-1
42-2
42-3
42-4
42-5
42-6
42-7
previous arrow
next arrow
探究

前の記事

第41回 探究「I Love u」