第103回「世界がもし100人の村だったら」

第103回 探究型ワークショップ実施!

【今回の問いかけ】

世代を超えて遠い星に向かう宇宙移民船「ノア」
※100人まで乗船可能
※食料・水・農地・自然やテクノロジーは“100人村”が再現されている
あなたが世界を代表して選ぶ立場になったとしてどんな人を、何人乗せる?
 

【探究】

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寛容な人をNEO乗せたいなって思いました。
理由としては寛容な人の性格として
 
〇信条として人に優しく自分にも優しい
寛容な人は、
他人を大きな心で包み込むことができる優しい人です。
他人に多くのことを求めず、どんな態度も広い心で受け止め、受け流すことができます。
他人に対して怒りや苛立ちの感情をぶつけないでいられるのは、他人に関心がないからだという人もいますが、そんなことはありません。
寛容な人が自分勝手な感情を相手にぶつけないでいられるのは、ただひたすらに許すことができるのは、人に対しての愛や優しさがあるからです。
寛容な人の心の広さは、他者に対する愛情から生まれます。
人の立場に立ち、常に相手の気持ちを思いやった行動ができる、寛容な人の愛は全ての人に平等に注がれます。
苦手な人や嫌いな人と、他者を自分の都合で区別し、それぞれに対応を変えるようなことを、寛容な人はしません。
寛容な人の前では、全ての人は等しく平等なのです。
平等という中には、本人自身も含まれます。
寛容な人はその優しさを、自分にも向けることができるのです。
他人にするのと同じように、寛容な人は自己を肯定し、失敗を許して心の安定を図ります。
厳しさではなく優しさを持って人と接する寛容な人は、多くの人に愛されます。
 
〇いつものんびりマイペース
寛容な人の特徴に、いつものんびりしている、というものがあります。
寛容な人の気質は、せっかちや気が短いといった気質とは真逆です。
時間の経過に対して焦れたり、慌てたり急いだりといったことを、寛容な人はしません。
自分自身がのんびりしているからこそ、他人の時間にルーズな行動も寛容な人は許せるのです。
寛容な人は時という概念すらも、大きな心で許容し、干渉しようとはせずに時の流れゆくまま生活することができます。
また寛容な人は、自分のそんなペースを保ち続けることができる人でもあります。
人間は影響されやすい生き物であり、周囲の人の意思に、本人も気付かない内に染まってしまうことも珍しくありません。
急いでいる人がいると、自分も急がなければならないような気分になって、気が焦ってしまうのもそのためです。
しかしそんな時でも寛容な人は、他人の焦りを受け流し、マイペースに自分の速度を保つことが可能になります。
寛容な人が人から影響を受けにくいのは、その心の広さのためです。
日ごろから周りの人の心を受け止め続けている寛容な人の心は、多少のことで形を変えたりはしません。
 
〇細かいことを気にしない
寛容な人は、細かいことは気にしないでいられる人でもあります。
細かいことというのは、行動によって発生する影響や、それぞれの心情などのことです。
一般の人は、人の意見に対して、様々な予測を立てその真意を分析し、最終的に自分がそれを受け入れるかどうかの判断を行います。
疑い深い人や、心が狭い人というのは、この真意の分析の行程が長く、他人の行動や意見を必要以上に深読みする傾向にあります。
人の意見など千差万別なのですから、細かい所に目を向けすぎれば、自分と他者との違いというのも当然浮き彫りになりやすくなります。
相手の発言について、その真意や裏を考えすぎた結果、自分と同じ意見だと受け入れることが難しくなるという流れがそこにはあります。
細かいことを気にしないスタンスによって、寛容な人は人の意見を真っ向から受け止め、全てを許容するということを可能にしています。
寛容な人にとって、本質以外の細かいことというのは、全て些細で大した意味のないことに過ぎません。
木を見て森を見ないという見方をせず、森を見て木を見ないという見方で何事にも向き合う寛容な人は、本当に大切なことを見失わずに行動することができます。
 
〇自分に自信がある
寛容な人の心理として、自分に自信があることがあげられます。
自分に自信がある人と聞くと、なんとなく横柄な人を思い浮かべてしまいますよね。
それは人の意見を叩き潰し、人に優劣をつけたがり、乏しい根拠で相手を攻撃し、自分が絶対であるかのように振る舞うような人物像です。
しかし、本当に自信があれば、そんなことをする必要はあるでしょうか。
答えはノーです。
本当に自信があれば、何時なんどき物事を冷静に見ることが出来るのです。
確かに、一切の間違いもなくどんな状況からでも最適な方法を考えて選びとることが出来る、そんな人は滅多にいないでしょう。
しかし、あらゆる不測の事態を想定し、それをどうにかする能力があるという自負がある人は、静かで揺らがない自信を持っています。
そういう人は、総じて優秀です。
たとえライバルがいたとしても、痛くも痒くもありません。
目下の人や自分よりも経験や能力が劣る人がいたとしても、わざわざ攻撃しようなどとは思わないのです。
それは自分に自信があり、そういった人々が自分を脅かすことがないと確信してるからです。
そのため、人にも寛容に接することが出来るのです。
それゆえに、人に寛容な人は自分に自信を持っているといえます。
 
〇礼儀を重んじる
寛容な人の心理として、礼儀を重んじるということがあげられます。
寛容な人が誰でも穏やかな気質であるとは言い切れません。
同じ人間ですから、疲れたりいらいらしたりしてしまうこともあるのです。
それでも人に寛容にしていられるのは、強い信念があるからです。
寛容な人は、気分次第で人に対して接し方を変えるようなことを好みません。
それは、礼儀を重んじる気持ちがあるからです。
人の性格は千差万別ですが、人の行動はある程度理性によって縛ることも出来るのです。
たとえば理性が劣る子供は、好き嫌いを隠すことは殆どありません。
しかし、大人は本当は好き嫌いがあっても、それをあまり外に出しません。
これは、好き嫌いを簡単に口にすることはあまり好ましいことでなく、人を不快にすることもあると知っているからです。
もちろん、好き嫌いを正直に口にすることも悪いわけではありません。
しかし大人の場合は人に配慮したり失礼にならないように、理性的に行動するということは多々あります。
人に寛容な人は、特にこの傾向があるのです。
礼儀を重んじて、人に失礼にならないように常に心がけているため、寛容で理性的に振る舞うことが出来るのです。
 
<多くの人を愛せるかか。。。。。。
<なるなる。
<宇宙飛行士訓練のドミノ…
<有人宇宙探査の課題はむしろ人間の精神
喧嘩=死 な世界
 
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パターン1:
行きたくないよーという人100人
 
パターン2:
行きたかったよーという人100人
(他船の脱落者の方がやる気出る)
 
パターン3:
遺伝子の遠い人100人
 
パターン4:
私の好きな人100人
 
最初の「37」人(≒100/e(2.718))を不採用に、
その37人のうちもっとも優秀だった人を上回った
応募者を採用していく。
:秘書問題の話(正確には前提が異なるが…)
 
パターン5:
優しい人、明るい人100人
*閉鎖環境ではギスギスしがち。
 
パターン6:
私を好きな人49人+私
私を嫌いな人50人
*「多様決」方式
 
かわいそう
私の好きな人99人+自分はどうだろう
かわいそう
 
<ハチ! にほんミツバチのオスは働かない
<「余裕」の研究、、奥深そうですね~
<最適解=自分(たち)が分かる範囲内でのこと
 
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ちょっと少ないけど
飲食料を調達するカップルたち25組
(カップルであるのは子供ができるかもしれないため)
子供ができた時のための飲食料調達係の育成者50人
これにより生活がほぼ永遠に安定
バカップルにしとくか
 
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人類としての存続をかけるとするならば、
やはりできるだけ多様性を維持したいところ。
100で多様性を確保できるか分からないけど。。。
 
※注:具体例はすべて期待を込めたもの
・リーダーになれそうな人(欲に溺れない、人の心をつかむ)
 例:ダライ・ラマ
・あきらめない精神がある人
 例:マイケル・ジョーダン
・励ましてくれる人
 例:松岡修造
・創造力のある人
 例:スティーブ・ジョブズ(故人)
・学問を究めている人
 ノーベル賞学者で人格者である人たち
・できるだけ多様な人種から3~4名ずつくらい
・言語の多様性も維持したい
 例:日本語は独自性が高いので必ず
 ※ただし皆でCOM取るには、やはり英語がしゃべれる人となってしまう
・・・時間切れ
 
<ドリームチーム!
<地球人精鋭部隊!
<ぼくのつくったさいきょうのチーム
<言語を残す
⇒文化を残す
<元から英語話せる人は有利なので新しい言語を作ろう
 
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【ファシリコメント】

今回もありがとうございました。
ファシリテーターを務めさせていただいた木原です。
今回は「100」にまつわる探究第二弾ということで、
人類が生存できる未来の“百人村”を構築してみるという意図を込め、
「宇宙移民船に100人乗せるなら?」
という問いかけにしてみました!
想定していたよりもだいぶ広い、
様々な視点での意見を出していただき、
今回も学びと発見に富んだ議論になったと感じます!
「世界がもし百人の村だったら」というのは、例えば、
「そのうち17人は中国語、9人は英語を話している」
というように、世界の“人”に関する割合の数字を分かりやすく見て取ることができるものなのですが、
書かれたのが今から15年~20年前くらいだったかと思います。
時代が変われば様々な切り口が出て来るかと思いますので、
世界の“状況”というのは無数の捉え方があり、
そういったことについて考えることはとても深い探究になるのではと思っております。
 
参加してくださった皆様、ありがとうございました!
是非またやりましょう!
次回は第104回『ベストな進路選択』を予定しております。
今後もまた面白くて学びになる探究の場を実施していきますので、お楽しみに!