第119回「渋滞」

第119回 探究型ワークショップ実施!

今回のテーマは「渋滞」です。
 
 

【本日の問いかけ】

身の回りにはどのような「渋滞」があるだろう?
またその「渋滞」を解決するにはどうすれば良いだろうか。
※もし予算が無限にあったら、どうでしょう?
 
 

【グループトーク】

~インプットセッション~

>>Festina Lente!
>>「ゆっくり急げ」ですね↑
>>ハンターは急がばまわれ、な感じなのでは…!
>>豚は太らせてから食えとかもいいますねw。
>>1.8人/㎡(1メートル四方に2人かあ、、、狭い!
>>常磐道の高速道路でも書いてあります。
>>高速道路は渋滞中は無料にすべき
>>自然に減速する→渋滞、というメカニズムなのですな>サグ部
>>ほんとそれ>高速無料
(だって高速じゃない道路なら、商品詐欺だもんなあ…
>>後がつかえちゃうので上手く進めないのを数学モデルにしているのですな>セルオートマトンモデル
>>盆と正月とGWは問答無用で無料にすべし もしくは東日本と西日本でGWを分けるべし
>>アリは人間より賢いね。
>>アリは間隔を調整する仕掛け(フェロモンの濃さでスピード調節)があるのですよね。
>>GWだから皆行く、みたいなのは確かにアリより劣っている…!?
>>人間はフェロモンが足りないのかな。。
>>フェロモンを同じにしちゃった(他の原人を滅ぼして、理性中心になった)説…?
(=ホモサピエンスは同じ匂いのヤツで群れを作りやすい習性があった(ある)そうな…)
>>調整できる余裕をつくる、という話ですな>Pの話
>>セルオートマトンモデルは僕の出た大学でも研究例ありです。
 

~グループトーク本編~

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事実を基に世界を俯瞰し、進むべき道を切り拓く
もう1つだけ、表3はスイスのIMDが出している国際競争力ランキングです。
これは背景のデータがわかりませんし、経済や政治等の様々な要素が入ったアルゴリズムで評価されているので一概に真に受けるわけにはいきませんが、
国際的に認知されている中で、海外の人がどのような目で各国を、そして日本を見ているかがわかります。
 
表3 国際競争力ランキング(2019年)
1位はシンガポールであり、
デンマーク、
スイス、
オランダ、
香港、
スウェーデン、
ノルウェー、
カナダ、
UAE、
アメリカ、
台湾、
アイルランド、
フィンランド、
カタール、
ルクセンブルク、
オーストリア、
ドイツ、
オーストラリア、
イギリス、
中国
がそれに次ぐ。
日本の総合順位は63カ国・地域中34位で、アジア・太平洋地域でも14カ国・地域中10位にとどまる。
出典:IMD(経営開発国際研究所)「2019年 世界競争力年鑑」
 
だからと言って、私は、決して悲観する必要はないと思っています。
日本に対する幻想は、日本人が持っているだけでなく、幸いなことに世界中でもまだ残っています。
また、生産性が低いと言っても、日本人の素晴らしい真面目な人間性や匠の文化は息づいています。
幕末、戦後と世界に打って出た日本。
都合の良い事実ではなく、正確なデータを基に、戦後に積もり積もった慣習や成功体験を一から見直して、謙虚に世界中に教えを請い、学び、変革していく。
それこそが日本人の持つ素晴らしさでは無いでしょうか?
安穏な生活や傲慢な態度では学ぶことはできず、知は生まれません。
大変な状況だからこそ、事実を事実として冷静に受け止め、自らだけでなく世界を見回し理解し、拙速ではなく5年後、10年後、はたまた100年の計を立てて辛抱強く折れることなく進む中で、真の知が生まれ育ちます。100年以上の歴史を持つ多くの会社が残る日本には、その風土があるはずです。
まさに、株主や効率重視の価値観が疑問視される今、日本型の会社のあり方、日本人の生き方、即ち日本人の知が問われており、一人一人が自らの両足で立ち、自らの視点で事実を基に世界を俯瞰し、進むべき道を切り拓く。好奇心と謙虚さをもって、ワクワクドキドキする変革の時代に立っているのだと思うのです。
江戸初期の17世紀は、新田を開発する余地が大きかったため、農民たちは子どもを増やして一族を大きくし、経済水準を上げていきました。
ところが18世紀になると、当時の環境や技術では経済をなかなか大きくできなくなりました。
人口支持力が限界に突き当たったのです。
そこで彼らは出生力を落としました。
具体的には、1つ目に「晩婚化」が進みました。
晩婚化といっても、3~4歳ほど婚期が遅れただけですが、それで1人か2人、子どもの数を減らすことができました。
晩婚化がなぜ進んだかといえば、1つには、織物や糸紡ぎなど、女性が活躍できる仕事が増えたためです。
また、食糧が行き渡って栄養状況が改善され、子どもの死亡率が下がったことも大きく影響しています。
晩婚化、女性の活躍、死亡率の低下。まるで現代のようですね。
出生力を落とす2つ目の方法は、間引き、堕胎や捨て子(迷子)でした。
日本各地にはさまざまな間引き、堕胎、捨て子の慣行があったようです。
明治以前の日本には「7つまでは神のうち」という考え方がありましたが、この言葉は、7歳までの子どもが死にやすいのを諦める方便でもあり、生まれ変わってくるから間引いてもよいという意味でもあったのです。
他方では、ヨーロッパの教会が捨て子を収容したように、日本でも、捨て子や迷子をお寺の子、町の子として育てた地域もありました。
さまざまな制度や伝統があったことが分かっています。
それから、出生率を下げるために、さまざまな工夫がなされたことも判明しています。
例えば、18世紀初頭の元禄期のお医者さんは、授乳期間を長くすると、次の子どもを妊娠しにくくなることをすでに知っており、長期間の授乳を勧めていました。
最後に、都市が人口抑制の役割を果たしていた面があります。
今も昔も、都市には独身者が多い。特に大阪の商家などは、出世しないと結婚ができない厳しい世界でした。
このような多面的な動きのなかで、全体として人口が停滞していたのが日本の18世紀だったのです。
 
>>人類を5億人以下に維持する~とかいうやつ思い出した
>>経済状況に応じて効用を重視するのは確かですね。
某ジョージアガイドストーン
>>ほかの国で一人っ子政策っていうのもありましたね
>>少子化ー子育てコスト
>>少子化ーみんな賢くなったから?
 
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昼時にできる学校の弁当屋の行列
→人手を増やす
列整備する
 
>>ランチタイムをずらすという方法もあるよ
>>同感です。中学時代でも経験してます。
>>弁当屋ラッシュで店員2人に対し買い手が2ケタ以上です。同時購入です
>>売り場の分散も重要
 
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【身の回りにある渋滞】
・インターネット回線
・タスク
・行列
・車
 
【解決するために】
〇インターネット回線の場合
→通信会社のアンテナを余っている土地に張ってみる
→そもそも使うのをやめる
〇タスクの場合
→誰かに頼めばいい
〇行列
→同じ店を横に並べればいい。
〇車
→車を全部空飛ぶクルマに変えて、高度を変えながら走行すればいい?
→道を増やす
渋滞を解消したければ、渋滞になるリスクがあることを辞めればいい
予算が無限にあるなら「1人100億円挙げるから渋滞のリスクになるものを全部なくしてくれませんか?」と言ってなくす。(お金で解決(笑))
 
>>国は通貨発行権を持ってるから予算は無限ともいえるかも
↑お金すり放題!
 
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【身の回りの渋滞】
サーバー回線、
セルオートマトンモデル
 
>>流れているもの=流しそうめん もありますね。(笑)
>>流しそうめんは「流し」部分がイラナイ説…w
>>あれが「待ち」なんだよなあ…>流しソーメン
>>「渋滞学」は数学がふんだんに使われていましたね。
>>たしかに、、(笑)>そうめん
>>災害現場
>>たしかに、回線って「混みあう」って表現しますものね
>>line is busy! とか traffic jam!とか
>>忙しい、とか煮詰まってる、とかってイメージなのですな
>>最短経路問題@選挙カー
>>やっぱり人間が忙しいのが渋滞の原因な気がしてきた
>>そう思います
 
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車(高速)の渋滞
⇒自動運転しかない?
⇒スカイカーもいけるか?
入国審査
⇒生体認証とかですかね?(帰国はシンプルになりつつありますが)
⇒でも審査官のやり取り自体が必要でしょうから、なかなか変化はできなさそう
※現在はPCR検査があるから、足止めは確実ですが
 
>>最近、イギリスでしたっけ、、?
>>車が空飛びましたね>スカイカー
>>ハリポタでも車が空飛んでましたね。(笑)
>>バイト以前は対応時間の縮減
>>自動車で空を飛ぶより自分で飛びたい
>>なるほど重力振り切りはめっちゃコストかかるんですね。(笑)
>>2040年に実現できるのかも予算次第ですか
>>1.5億から2億円くらいですもんね 空飛ぶ車
>>ガンダムでも条件クリアせねばならなかったんですね
>>キャンピングカーinn
>>渋滞解消
⇒自分たちが目的地へ行く vs目的が自分たちのところに来る
>>キャンピングカーは私も大学時代に遭遇し、何しに来たかと思えばテレビ局が私の先輩織田信成さんの結婚報道インタビュー直撃です。
>>渋滞してないです。背後はいなかったので。コストはどうかけたのか
 
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「渋滞」の種類
〇人→都市部に集中→現世で金持ちになるのはあきらめろ
カネで何でも解決しようとするな
〇ランチで人気店に並ぶ → 予約しろ 時間外せ
〇有名な大学、人気の会社や人気の仕事を選ぶ →まずは自分の生き方を定義しろ
〇海外に行けない → コロ助を何とかしろ
〇物→国際郵便がいつまでも届かない →これはコロ助のせいなのか? 現地に一度送ってそこからFEDEX使う
〇う●こがトイレにつまる →水道管を太くする
〇雑魚回線→解決策は本人に聞け
〇金→企業、超富裕層、国家に蓄積→腐るお金重要
〇モンゴル帝国の教え
「奪い合えば少なくなる、分け合えば余る」
 
>>セルオートマトンモデルをう●こで表現したら面白そう。。(笑)
>>海外で水道施設弱い国とかだと、流した💩が一割くらい戻ってきますよね、、
>>キャッシュバックです♡(💩
>>回線;;
>>「貯められる」をなくしていく話…同意です!
(同じこと考えてました)
>>渋滞を解消しようと思ったら、人間そのものが変わらんといけないのではないか。
>>少欲知足
>>しょうよくちそく【少欲知足】
わずかな欲望で、十分満ち足りていること。
>>フェイルセイフ≒失敗しても大丈夫にしておくこと
>>なるほど、渋滞は設計の問題、ということですなw
>>モンゴルの教えの言い換えでした↑少欲知足
>>へええ。モンゴル由来なのですなー!↑
 
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【どんな渋滞がある?】
「”時間”の動きでしか解決できない(しにくい問題)」こと
(それを沢山望んでも、時間がボトルネックになる)
命が有限であること。
>変わったものなら…
お酒の熟成
物質の合成(早い/遅いで違う組成に)
失恋とかアドレナリン過多(ゲーム大会の後)とか
>問題へのアプローチ
→解決する、起こらなくする、問題にしなくする。
 
【渋滞を解決するには?】
時間を制御する(相対性理論の先の話)
現在でも触媒や圧力などを使ったコントロールは既にある。
イモータル(不老不死化)
楽しむ。(WEB広告)
 
>>渋滞がなくても人生5000年とかヒマすぎていやだ~
>>億劫?
>>人間の進化の歴史から考えれば有限ですね。
>>なるほど詰まっているモノを何とかするのではなく、モノを内包する時空の方を調整するのですね
>>ロシア人は並ぶのが好きらしい
>>24時間TVの運営なんかは、タスク・企画の渋滞と常に戦っていそうですね~
>>コマーシャルで思い出しました
>>社会主義国はならぶと必ずもらえるかななあ。。。
>>なるほど、、
 
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☆「滞る」ものを考えるために、「流れている」ものを考えてみる
・血液
・気の流れ(東洋医学)
・個人のタスク
・業務
・避難訓練(避難)
・お金(天下の周りものともいう)
・・・
 
☆渋滞学によると、、車の渋滞を解消するために車間40m空けるのが良いらしい。
ということで、、渋滞を「解消」するという視点で考えると、
a.止まらないこと(流れを0にはしないこと)
b.間隔を一定に保つこと(前のものが残っているのに、後のものがそこに追いつかないこと)
が重要なのではないかと考察。
 
【経済について】
お金の流れが滞る=誰かがため込んで、出回らなくなる状態と想定。
bの対策でいくならば、例えば
・奉仕をすると、お金をもらえる“権利が手に入る”
⇒現金ではなく、現金との交換券(金の交換券の交換券みたいになってややこしいけど)がもらえて、必要な時に必要な分だけ(自分が持っている権利の範囲内で)手に入る
※銀行口座から引き出すのではなく、本当にその人は普段お金を持っていない
☆ただし、引き出した分を使い切るまでは次のお金を引き出すことはできない
(つまり、ため込みはできない)
そうすると、、お金が回るようにならないだろうか。。
あ~時間切れ…
 
ーーー
 

【ファシリテーターより】

今回もご参加いただきありがとうございました。
ファシリテーターの木原です。
 
今回はテーマ「渋滞」ということで、ある時、探究前の雑談の中で出てきた話題を探究にしてみました。
西成活裕教授が第一人者として研究が行われている「渋滞学」にも一部触れながら、「渋滞」=「流れが滞る現象」ととらえて対処法を考えていくという場をデザインしてみました。
(渋滞学は前々から個人的に気になっていた領域でしたので、調べて学ぶ機会を得られて良かったです。)
実際、西成教授曰く、渋滞学の研究はかなり幅広い領域に応用可能だとされていますので、そこをリスペクトしてみた形となります。
 
今回は、(男子のノリが顔をのぞかせる雑談もありましたが…(笑))車にせよ、物事にせよ、時々あがってくる「なぜ「渋滞」してしまうのか」の考察・話題がとても興味深かったです。
渋滞解消は構造を変えれば良いのか、
それとも人が変わるしかないのか、
人が急ぐから渋滞するのではないか、(人がいなくなれば…)
西成教授のインタビューなど考えられるところを見ても、渋滞について研究すればするほど「急がば回れ」「譲り合い」といった、昔から大事にされてきた教訓の大切さが浮き彫りになってくるのだということが分かりますので、渋滞は人の問題だという視点は本質をついているのかもしれません。
 
実際、高速道路の渋滞解消に関する研究の一つに、
「とある渋滞スポットにおいて、10台のうち1台が直前のサービスエリアでもう少し長居すれば渋滞は起こらない」
という報告がありますし、小仏トンネルの渋滞に対して4台の車が車間距離40mを保って走ることで渋滞が解消されたという実証実験もありますので、「我先に」と先を急ぐ人の行動が渋滞を引き起こしていると言えるのかもしれません。
「渋滞」=「実は人間学」ということで、奥が深いと思いました。
 
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
またやりましょう!
次回は第120回「ハンコ文化」を予定しております。
今後も楽しくて学びになる探究の場を実施していきますので、お楽しみに!

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