第146回「賢さとは何か -ジェフ・ベゾス氏のスピーチよりー」

第146回 探究型ワークショップ実施!
テーマは「賢さとは何か ージェフ・ベゾス氏のスピーチよりー」です!
 
 

本日の問い

あなたの思う賢さとは何か?

 
 

探究

【賢さとは】
通常定義系:
聡明であること(よく聞こえる、良く見える)
何かの分野で他者より凌駕しているもの。
 
学習時なら:
わかりません/教えてくださいが素直に言える。
異世界からも欲しいモノを取ってこれる。
(ニュートンのリンゴ)
学びが楽しいと思うこと。
 
モラル話系:
(他者)理解できること。
(ドラゴンクエストの賢者(遊び人)は「架け橋を体得したモノ」なのかも?)
*他者共感は「優しさ」的なもの。
 
世知辛い人間社会なら系:
正しいよりも”より良い”を導き出し、それを実行できること。
 
動物と比較して系:
言葉(概念)を伝えられること。
*将来、未来、可能性等
 
ゲーマーなら系:
自分が”どのくらい”なのかを把握した行動が取れる事
テーブルに座って誰がカモかわからなければ、そのゲームでは自分がカモなのである。
(座るのを止めましょう)
 
戦場なら系:
自分の感情を知り、それを表現するかを選べること。
(恐れる味方は敵より手ごわい)
 
AIなら系:
目的からある程度自由であり、且つ不完全であること。(そうあり続ける事)
 
ブッダなら系:
認識(認知)の枠を自由にコントロールできること(≒悟り)
*どうでもいいことを考えない、ができるのはすごいこと。
 
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「behind the sceneと行き来できる事」
「余白がある事」
 
例)
・冒頭のIQテスト
 右から数字を読む=普段とは逆の発想
・経験/歴史どちらから学ぶ?
 主観から客観に移行できるかどうか
・問題解決能力
 問題にとらわれず、周囲を観察できるか
 
自分の周囲で「賢い」と感じる人
=聡明な人
 =考えを、然るべき時に、然るべき方法と言葉で伝えられる人
  =右脳と左脳を行き来できる人
 
聡明のイメージ
=しなやか。内なる賢さが市全体として現れる。
 
聡明
=耳がよく聞こえ,目がよく見える意
 =聞く・聴く・訊く/see・look・watch
 =相手や自分、課題などの隠れたニーズに傾聴できる
「見えない物を見る事が習慣化される事」とも置き換えられる?
 
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賢いというは柔軟であること
状況によって自分の役割を考え変えられる力や
周りと良好な関係を築く力は多くの場所で役に立つ
自分の役割を考えることは大事だが難しい(何か行動を起こすことに限らず
自分はこの話には関わるべきではないなと判断する力、冗談を理解して相手に乗っかっること)
いくら知識や技術が豊富でも周りとの関係次第では発揮されない
そのあたりを考えてこそ頭が良い、賢いということなのでは?
 
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【賢さとは何か?】
○「賢」の反対⇒「愚」 by対義語辞典
〇愚者とは?⇒突っ走る人(必ずしも悪いとは言えない)
 
○兵法書「三略」より
「夫爲國之道、恃賢與民」
つまり、「賢」とは国を治める(安定させる)のに必要な存在
民は身体を動かした働く人
国は人の集合体だから、国を治めるということは彼らが幸せに豊かに過ごせるような仕組みを運営する人。
これには何種類かあると思う。
1,仕組みを生み出す人
2,仕組みを構築する人
3,仕組みを運用する人
つまりそれぞれ適材適所。
 
また他の要素としては、
・視野が広く柔軟(大事なことを見失わない)
・仕事を達成できる(行動力、忍耐力、胆力)
・人が理解できる(受け入れられる)存在
 
※3つめについて、
「賢者」とは自称ではない。
人が「あいつは賢い」と言うからその人は賢者たりうる。
なので人に理解されない人は、たとえ能力が高くとも賢者ではない。
ただし「いつの時代の人なのか」は言っていない。
当時の人が理解できなくても、後世から評価されることもある
すさまじい賢者は愚かに見えることも。
 
※同時代の人に受け入れられない場合
皆に見えていないものが見えている
 
○物が見えるとは?
・広く見える
・先が見える
・内側が見える
 
○見えるようにするには?
・とにかく教えてもらう
 
○尊敬する賢人:諸葛孔明
○憧れる賢人:司馬懿仲達
○他には、、
・平均(期待値)より能力値が高い
例)ヨウム、カラス、イルカ
 
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ファシリも考えてみた!

・自らの誤りを素直に認め、常に最新の正しい情報を持つ能力のこと。
・謙虚、向上心などを兼ねる力
どんな人を賢いと思うか。
→失敗から学べる人
→スケジュールを組む
→明確な目標がある人
個人的な見解
・天才は先天的なものである。天才だろうと天才でなかろうと賢い人は賢い。
・賢さはとっさに対応できる人のこと
→ずる賢い人間は賢いが故にずる賢くできる。
 

ファシリテーターより

今回もありがとうございました!
ファシリテータ―の山田です。
今回はテーマ「賢さとは何か ージェフ・ベゾス氏のスピーチよりー」ということで、賢さとは何なのかについて、皆さんと考えていきました。今回の探究は、ジェフ・ベゾス氏のスピーチを踏まえ、第144回「優しさとは何か ージェフ・ベゾス氏のスピーチよりー」を作成している際に、ジェフ・ベゾス氏のスピーチで挙げられていた賢さについても考えるべきだと考え、今回の探究を実施するに至りました。
今回も探究を通して、様々な意見や考えが出ておりましたが、個人的に印象に残った意見は、賢さは「聡明である」とした意見でした。「聡明」の意味は耳がよく聞こえ,目がよく見えるというものでしたが、それを聞く・聴く・訊く/see・look・watchとし、見えない物を見る事が習慣化される事という意味として解釈できるとした意見は、自分では思いつかなかった発想であったため、印象に残りました。
また、今回の探究を作っていく上で、ジェフ・ホーキンスの著書『考える脳 考えるコンピューター』 で主張されている、周辺世界について正確に予測する能力こそが賢さの鍵であるという話が個人的に印象に残りました。この話は、自分には無い発想であり、聞いたときの納得感も大きかったことから印象に残る話であったと思います。こうした話は、自分が勉強しているAI分野に大きく関係する話でもあり、大変興味深い内容だと思います。
今回も色々な意見が出て来て、私も沢山学ばせていただきました。
 
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
またやりましょう。
 
次回は、
2月4日(金)19:30~21:00
第147回「現実世界の不思議な法則 」
を予定しています。
引き続き、楽しくて学びになる探究の場を実施してまいりますのでお楽しみに!