第153回「故郷」

第153回 探究型ワークショップ実施!
テーマは「故郷(ふるさと)」です!
 
 

本日の問い

「ふるさと」と聞いて、
どんな景色をイメージしますか?
なぜそのイメージが出てきたのでしょうか?
 

探究

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港の汽笛と朝もや。
身を切るような風。
味噌汁のよい香り。
大変だけどよかった(と記憶されている)こと。
OR 湯気でみえなくなるくらい高く積まれた蒸篭(せいろ)にぎやかなおしゃべりの声。
行き交う自転車のチャイム。
 
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「ふるさと」と聞いてイメージすること
鮭が生まれた川に帰ってくることを『母川回帰』という。
広い広い外洋に出た鮭はなぜ母川回帰することができるのか?
これには諸説ありますが、生まれた川のにおいを覚えているという説が有力。
鼻詰めされた鮭は生まれた川へ帰れなくなったという実験結果もある。
川のにおいとは、数十種類のアミノ酸の組成によって決まるそうだ。
ただし、遠く離れた外洋から故郷の川のにおいを嗅ぎわけることは不可能に近いと思われるので、他の方法も併用していると考えられている。
太陽コンパスを利用する説、磁気を感知する説、海流に乗り移動する説などがあるが、はっきりしたことはわかっていない。
未だにまだ多くの謎に包まれている。
川から海へ・・・そして再び生まれ故郷の川へ・・・
 
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夜の砂浜から見える海とそのすぐそばに見えるビル群が頭に浮かんできました。
思い浮かんだ理由 
東京生まれほぼ東京育ちでビルが真っ先に浮かびました。
それに加えて人によりますが自分にとってはふるさとは落ち着く場所なので落ち着くというイメージに合った夜と海というものが組み合わさったのかなと思います。
もう1つ思い浮かんだのは家族や友達と囲む食卓でした。
思い浮かんだ理由
自分にとってふるさとは離れた時に戻りたいと思う場所でもありみんなとの食事は何より楽しいから離れたときにそこに戻りたいと思う。
これってふるさとなのでは?
 
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故郷どんなイメージ?
・稲作がある
・夕陽が差し込む
・トンボが飛んでる
・小さな子供が走ってる
・古びた家
・一軒家
・山
・川
・空気が綺麗
・昔
・懐かしい
・着物
・農家
なぜそのイメージが出てきたのだろうか?
『赤とんぼ』が思い浮かんだ。その歌詞から連想した言葉を並べたらこうなった。
 
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「霞ヶ浦」「筑波山」
校歌に出てくるからかなって思いますね。
(反復されたもの)歌の影響は大きいかなって思います。
「田んぼ」「畑」
すぐ近くにあるもの。
『歸去來辭』 陶潜
歸去來兮
田園將蕪胡不歸
既自以心爲形役
奚惆悵而獨悲
悟已往之不諫
知來者之可追
實迷途其未遠
覺今是而昨非
舟遙遙以輕颺
風飄飄而吹衣
問征夫以前路
恨晨光之熹微
乃瞻衡宇 
載欣載奔
僮僕歡迎
稚子候門
三逕就荒
松菊猶存
攜幼入室
有酒盈樽
引壺觴以自酌
眄庭柯以怡顏
倚南窗以寄傲
審容膝之易安
園日渉以成趣
門雖設而常關
策扶老以流憩
時矯首而游觀
雲無心以出岫
鳥倦飛而知還
景翳翳以將入
撫孤松而盤桓
歸去來兮
請息交以絶遊
世與我以相遺
復駕言兮焉求
悅親戚之情話
樂琴書以消憂
農人告余以春及
將有事於西疇
或命巾車
或棹孤舟
既窈窕以尋壑
亦崎嶇而經丘
木欣欣以向榮
泉涓涓而始流 
羨萬物之得時 
感吾生之行休
已矣乎
寓形宇内復幾時 
曷不委心任去留 
胡爲遑遑欲何之
富貴非吾願
帝鄕不可期
懷良辰以孤往
或植杖而耘耔
登東皋以舒嘯
臨淸流而賦詩
聊乘化以歸盡
樂夫天命復奚疑
 
現代語訳
さあ故郷へ帰ろう。
故郷の田園は今や荒れ果てようとしている。
どうして帰らずにいられよう。
今までは生活のために心を押し殺してきたが、もうくよくよしていられない。
今までが間違いだったのだ。
これから正しい道に戻ればいい。
まだ取り返しのつかないほど大きく道をはずれたわけではない。 
やり直せる。
今の自分こそ正しく、昨日までの自分は間違いだったのだ。
舟はゆらゆら揺れて軽く上下し、風はひゅうひゅうと衣に吹き付ける。
船頭に故郷までの道のりを訪ねる。
(行き合わせた旅人に行き先を訪ねる)朝の光はまだぼんやりして、よく先が見えないのが ツライところだ。
やがてみすぼらしい我が家が見えてくると、喜びで胸がいっぱいになり、駆け出した。
召使は喜んで私を迎えてくれる。幼子は門の所で待ってくれている。
庭の小道は荒れ果てているが、松や菊はまだ残っている。
幼子を抱えて部屋に入ると、樽には酒がなみなみと用意されている。
徳利と杯を引き寄せて手酌し、庭の木の枝を眺めていると、顔が自然にニヤケてくる。
南の窓に寄りかかってくつろいでいると、狭いながらも我が家はやはり居心地がいい、そんな気持ちにさせられる。
庭園は日に日に趣が増してくる。
門はあるが常に閉ざしていて訪ねてくる者もいない。
杖をついて散歩し、時に立ち止まって遠くを眺める。
雲は峰の間から自然に湧き出してくる。鳥は飛び飽きて巣に戻って行く。
あたりがほの暗くなって、もう日が暮れようとしている。
庭に一本立った松を撫でたりしながら、私はうろついている。
 
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故郷は古里(古くからあった里)
自然がイメージ
夕焼け
結局は洗脳説
結局はみんな好きだった風景なのかなあ
 
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「ふるさと」と聞いて思浮かべる景色
☆パッと思い浮かんだのは越前ガニやマツタケ(景色じゃないけど、、)
多分、「ふるさと納税」のイメージに引っ張られているのだと思います。(笑)
 
【考えたこと】
「ふるさと納税」って、よくよく考えてみると、良いネーミングだし、良い仕組みだなって思いました。
自分の出身地に貢献してもいいし、別のところの景品に惹かれてそちらに行っても老い。「ふるさと」という言葉を使うと、全く自分とは関係のない土地でも、何か親近感が湧いてくる気がします。
 
☆少し考えると出てくる景色
○北上川
母方の実家の近く(岩手県奥州市)
子供の頃毎年行っていた場所楽しかった思い出が付随している場所だから思いついたのかな?
雪が積もっている時のその場所が好きだけど、景色としては思い浮かばなかった
 
○富山県の田園風景(バックに立山連峰)
父方の実家の近く(富山県入善町)こちらは毎年夏に行っていた。
港町なので、海で遊ぶのが楽しかったのだけれども、なぜか「ふるさと」というワードから海の方は連想できなかった。むしろこちらの田園風景。
こちらも、近所を散歩して綺麗だなぁと思った記憶が強い。
 
○山の中の集落的な風景
こんな感じの場所?
浮かんでくる景色は正確には違う。
小川が流れている。
(多分、行ったことない場所)自分が行ったことある場所で一番イメージが近いのがここな気がする(上毛高原駅周辺)なぜ思い浮かぶのかは分からない。
自分の祖先は山間民族か何かなのだろうか、、(笑)
ヒント)ドラクエ5の「山奥の村」
 
【考えたこと】
童謡「ふるさと」に影響を受けているかどうか、自分自身はあまりそうは思わない。(他の人は分からないけど、、)
なぜなら自分は、生まれは岩手だけど育ちは東京で、たまに帰省する先も歌とはかけ離れている共感したことがない。
思うに、、この曲に影響を受けているのではなく、日本人の心の奥底に既にその風景があって、それ故にあの童謡が生まれたのではないだろうか。
 
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【ファシリも考えてみた!】
・小川で子供が遊んでいるイメージ
・子供たちが笑いながら、走ってくるイメージ
・畑を走り回る子供たちのイメージ
→なぜ?
ぼくのなつやすみを思い出した。
田舎に帰るという経験がないため、想像からそのイメージが出てきた。
自分の地元のイメージは出てきたか?
→出てこなかった。自分の地元は住宅街であるが、そうしたイメージよりも先行して田舎の風景が先に出てきた。
この点から、様々な経験から「ふるさと」のイメージが変化してしまったと思った。
自分が思い描いたイメージ
→人のいない風景の景色ではなく、人がいる景色が映った。
→笑っている人々の姿から、記憶の中のイメージだと思う。
 
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【ファシリテーターより】
今回もありがとうございました!
ファシリテータ―の山田です。
 
今回はテーマ「故郷(ふるさと)」ということで、
「ふるさと」と聞いて、どんな景色をイメージするのか、
なぜそのイメージが出てきたのか
について考えていきました。
 
今回の探究は、近年においては、都会で生まれ、都会で育った人も増えているため、そのイメージにどのような変化があったかについて考えてみたいと考え、実施いたしました。自分自身、都会生まれ、都会育ちではありますが、「ふるさと」と聞いたときのイメージは、自分の生まれ育った場所ではなく、田舎の風景が出てきたため、「ふるさと」とはなんなんだろうと探究を考える中で感じました。参加していただいた方それぞれに「ふるさと」のイメージが異なっていたことからも、「ふるさと」のイメージは様々さることを今回の探究から感じていただければ幸いです。
今回も色々な意見が出て来て、私も沢山学ばせていただきました。
 
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
またやりましょう。
 
次回は、
4月2日(金)19:30~21:00
第154回「平和について考える」
を予定しています。
 
引き続き、楽しくて学びになる探究の場を実施してまいりますのでお楽しみに!