第109回「“好き”とは何か」

第109回 探究型ワークショップ実施!

 

今回のテーマは「“好き”とは何か? ~好きと損得について考える~」です

 

【今回の問いかけ】

「好き」とは何だろう?
 
 

【今回のグループトーク】

~インプットセッション~
>>はじまりはじまりー!
>>好きってそもそもバイアス(偏見や嗜好)の塊ですもんね…!
>>夏目漱石は「生きにくい人」の描き方が素敵…!
(本人もひねくれものだった説
>>正常性バイアス(俺は大丈夫と根拠なく思う)なんかもそうですよね
>>ノーベル賞だ。。。>損失回避
>>振られた彼女に電話しちゃうとかですな。。。(ん?
>サンクコスト
>>こうやって考えると、自分自身が判断している「好き」って意外とないかも・・・
>>予言の自己成就(いや、あんまり好きでもないけど…といいわけしておく)なんかもありますねー!
>>人間の心も生きるために獲得したモノだ、という考え方が進化心理の根っこですな。。。
>>投資は「失うことが大きい」(と思う)から特に損失回避したくなります。。。
>>好きな会社≒売れてる会社≒その理由(コアバリュー)分析→だから投資、という考え方ですな。
*これ、独りよがりではダメなので、なかなか難しい…
 
ーーー
 
☆「好き」とは何か?
〇自分にとっての望ましい選択、その傾向
・YouTubeが表示してくれる「あなたへのおススメ」
⇒自分が良く見る動画やジャンル
⇒興味・関心のあるもの
(その動画を観ることで得られるメリット(知識、感情…等々体験)を求めて、他の動画よりも優先的に見てしまう)
 
〇目の前にリンゴが1つだけあったら、そのうちそれを食う。
・目の前にリンゴとミカンがあったら、選んで食う。
「今日はミカンだなぁ、酸味が恋しい」
⇒今、自分の身体が欲しているもの
 
〇中毒症状
・唐揚げが目の前にあったら、結構優先的に食べたくなる。
⇒俺の祖先は飢餓に苦しんだのだろうか、、とたまに思う。
「ほしくて仕方ない。俺の遺伝子がそう言っている…(痩せない)」
 
〇新幹線に乗りたい
・昔電車が好きだった(今も好き)
・小さいころ、新幹線に乗ってばあちゃんちに行った
⇒かなりのビッグイベント、楽しい時間だったのでそれに浸りたいのだろうか、、
 
しかし、、
 
・JRのグリーン車に乗っても満足できない
(より高い金を払っても新幹線に乗りたい)
⇒なぜだろう、、
 
・窓枠のプラスチックの手触り感?
・社内のにおい?
・ハイスピードな窓風景?
・他に好きな要素があるのかもしれない
⇒それを得るためだったら、高いお金払っても良いと思える
 
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【「好き」とはなんだろう?】
仲間意識、憧れ(尊敬)、好意、興味、親和性
本能的なものもある
 
〇定義:必要かどうかは関係なく、金銭や時間をかけて手に入れたいものに対しての感情を「好き」と表現している
→なぜ金銭や時間をかけて手に入れたい?
・心理的、物理的安全の確保のため
・心理的充足のため
・自分のイメージの確立のため
>>マーケティング
 
⇒どう消費者の「好き」に持っていくか、と親和性が高い
>>何に、どれくらい金を払うのか
>>子供の時の方があった「どうしても欲しい」と思うものがあったかも
⇒みんなと一緒に遊びたいからほしい?
⇒ゲームのやり込み⇒中毒症状?
⇒辞典を作る人:「のめりこみ」
 
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【好きとは何か?】
インセンティブ(選択動機)
だけど
+個性&社会性の基礎
インセンティブ:光遺伝学の実験
(特定の光を当ててニューロンを興奮/抑制する実験)
生きるための動機付け(良い物をとり、痛みを嫌う)
これは大きな流れはありつつも、多種多様である→これが個性となる。
(愛も人格も好き嫌いの塊といえなくもない)
 
おまけ:
個性の結集で力を発揮するのが社会ではあるが、(現代)人は抑圧しがち?
「好きになる技術や礼儀」(現代版アルスアマトリア)
みたいなのももっと語られてもいいなあ…
(ちなみに”必要”(水をくれ)は
 ”好き”(水が好ましい)てはない…はず)
 
>>Q.自分が好きと認識してないけど、好きなものはあるのだろうか?
⇒後天的な経験によるものではなく、先天的な(生まれてきたばかりの赤ちゃん)の嗜好性
 
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「好き」とは何だろう?
 
・ドイツ語が好き、小さい時にみた戦前の辞書がインパクト大、
⇒なんだろうあの文字「(ドイツ文字)フラクトゥーア」っていう感じで興味関心を倍増させた。
 
・古文書読むのも好きなのも、小さい時によみたくて色々みていたからだと思う。
⇒辞書引くのも好きなのは、小さい時から引いて調べていたからかと思う。
⇒それも知識欲があったから・・・
⇒調べてわかると嬉しいから・・・
 
・食べ物の好きは、親の好みにも由来するかと思います。
そもそも味覚で、苦いものはアルカリ系で毒って本能的に知っているかもしれませんし、母型の家系が肉類を食べなかったので小さい頃は肉を食べなかったので、給食で残してその当時は食べるまで残されたってことがありました。でも僕はべなかったので家に持って帰ったということがありました。
(さっきも出たけど)
 
>>後天的に得た嗜好性に対して先天的に好きなものってあるのか?
>>動物の嗜好性、ペットの個性は?
>>アメフラシの“慣れ”
 
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・損か得かを取り除いたときに残るのは「好き嫌い」
・好きと思っていても、実は「得」なものをそのように刷り込まれている?
・中学受験をする理由
「受験したい!」「その学校行きたい!」って本人が言うんで、、
みたいなパターン
⇒それって、「そういうとお母さんが喜ぶから」じゃない?と思うことも。。
 
☆そうしておいた方がいいと思っていたことを、好きだと思っていたこと。
・学部や仕事について、どうしてそれを選んだか
⇒「地元の中学校に行きたくない」も立派な理由(回避行動)
 
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【ファシリテーターより】

今回もありがとうございました。今回も他の回でのやりとりから出てきたテーマ・問いになります。
まず個人的には、今回のワークを通じて考えていく中で、自分が好きだと思っていたもの、好き好んで選択したものには、どういった動機・バイアスがかかっているのだろう、と、色々気になってきました。色々あったご意見の中で「中学受験の動機」は分かりやすい問題定義だと感じます。
すなわち、、
(それが良い・悪いという話ではなく)
小学生のお子さんが「受験したい!」というのは、そのように言うとお父さん・お母さんが喜ぶからなのではないか、という視点です。
私たちの「好き」の中にも実は結構「損得」要素が含まれていそうですし、自分や他者の「好き」を因数分解してみることは、人間理解につながるオモシロイ視点なのかもしれません。
(マーケティングも、そういった視点に立っているかと思います)
また今回のテーマをやってみて、自分の「好き」について徹底的に考えてみることは、学校選びや仕事選びといった、生きる上での重要な選択をするうえでもとても有意義かもしれないと思いました。自分の嗜好性を言葉にできている人は本当に強いだろうなぁと思いますので、今回のワークをきっかけに、自分も改めて色々自己探求してみようと思います!
 
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
またやりましょう。
次回は第110回
「若者の投票率を上げるには?」
を予定しております。
今後も楽しくて学びになる探究の場を実施してまいりますので、お楽しみに!